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サワガニの餌は家にある食材でOK!与え方と避けたい食材・量の目安

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この記事の要点
  • サワガニの餌は家にある食材で十分。ご飯粒や茹でた野菜が使えます
  • 頻度は2〜3日に1回、夜に少量。食べ残しは翌朝までに取り除きます
  • 塩分・油・味付けのある食べ物はNG。人の食事の残りは与えません

川でサワガニを捕まえて帰ったものの、夜になって「餌がない」と焦った経験はありませんか。サワガニの餌は家にある食材で、ほとんどまかなえます。

サワガニは何でも食べる雑食のカニです。ご飯粒、キャベツ、茹でたにんじん、無添加のかつおぶしなど、台所にあるもので十分に間に合います。専用の餌を買いに走る必要はありません。

ただし、何を与えてもよいわけではありません。塩分のある食品や、食べ残しの放置は、水を汚して体調を崩す原因になります。味付けなし・小さく切る・少量だけの3点を守れば、家の食材でも元気に育てられます。

この記事では、使える食材と与え方、避けたい食材、よくある失敗を順番に説明します。読み終えるころには、冷蔵庫を開けて今夜の餌をすぐ選べるはずです。

「サワガニの餌やり3つの基本」を1枚で伝える図解
  1. サワガニの餌は家にある食材で足りる?先に知りたい食性と基本ルール
    1. サワガニは雑食|野生では藻・水生昆虫・生き物の死骸を食べている
    2. サワガニの餌は家の食材と専用餌のどちらがよい?使い分け方
    3. サワガニの餌やりは「夜・少量・2〜3日に1回」が目安
    4. サワガニの餌の下ごしらえは「味付けなし・小さく・火を通す」の3つ
  2. サワガニの餌になる家の食材一覧|ご飯・野菜・魚・カルシウム源
    1. 早見表|サワガニの餌になる家の食材と与え方一覧
    2. ご飯粒・パンはサワガニの餌になる?主食の与え方
    3. サワガニの餌に使える野菜|キャベツ・にんじん・きゅうりの切り方とゆで方
    4. サワガニの動物性の餌|煮干し・無添加かつおぶし・シラス・魚の切り身
    5. サワガニのカルシウム補給|エビの殻と脱皮殻の使い方
  3. サワガニに与えてはいけない餌と失敗例3つ|対策つきで解説
    1. サワガニに塩分のある餌は危険|塩鮭・漬物・ハムなどは与えない
    2. サワガニの餌に向かない人間用の加工食品|油・香辛料・スナック菓子
    3. 失敗例①サワガニの餌の食べ残しで水が濁る|原因と対策
    4. 失敗例②サワガニに人の食べ物だけを与えて脱皮不全になる
    5. 失敗例③洗っていない野菜の農薬でサワガニが弱る
  4. サワガニが餌を食べないときの原因と対処法5つ
    1. サワガニが脱皮の前後で餌を食べないのは自然な反応
    2. サワガニは夜行性|昼間に食べている姿が見えないだけの場合も
    3. サワガニの食欲が落ちる水温|高すぎても低すぎても食べない
    4. サワガニの餌が合っていない?大きさ・硬さ・好みを見直す
    5. 水質の悪化や環境の変化によるストレスが続いている
  5. サワガニの餌の量と頻度の目安|水を汚さない餌やりのコツ
    1. サワガニの餌は1回にどれくらい?量の目安
    2. 食べ残しの片付けは「肉・魚は数時間、植物性は翌朝まで」が目安
    3. サワガニの水替えは2日に1回が目安
    4. サワガニの餌は季節で変える|夏・冬の回数の目安
    5. 1週間の餌やりスケジュール例|家の食材で回す
  6. サワガニの餌やりのあとに気をつけたい衛生管理と寄生虫の注意
    1. サワガニの餌やり・水替えのあとは石けんで手を洗う
    2. 採集したサワガニを生のまま食べてはいけない理由
    3. 餌の下ごしらえに使う包丁・まな板は人の食事用と分ける
    4. 子どもと一緒にサワガニを飼うときの約束ごと
    5. 食べ残しと水槽の水の捨て方・スポンジやバケツの分け方
  7. まとめ
  8. よくある質問

サワガニの餌は家にある食材で足りる?先に知りたい食性と基本ルール

サワガニを飼い始めると、まず「何を、どれくらい、いつあげるのか」で迷います。最初に、食性と基本ルールを押さえておきましょう。

サワガニは雑食|野生では藻・水生昆虫・生き物の死骸を食べている

野生のサワガニは、藻類、水生昆虫、ミミズ、魚の死骸など、見つけたものを何でも食べて暮らしています。植物質も動物質も食べる「雑食性」です。富士市が公開しているサワガニの解説資料でも、同じ食性が紹介されています。

この食性が、家庭の食材で飼える理由です。野生で食べている落ち葉や小さな生き物を、飼育下ではご飯粒・野菜・煮干しなどに置きかえる、と考えると分かりやすくなります。

補足

雑食性とは、植物も動物も食べる性質のことです。サワガニは好き嫌いが少ない反面、個体によって好みがあります。食べない餌は無理に続けず、別の食材を試してください。

サワガニの餌は家の食材と専用餌のどちらがよい?使い分け方

市販のザリガニ・カニ用の餌は、栄養のバランスが整っています。1粒ずつ量を決めて与えられるため、管理が楽で主食に向いています。一方、家の食材は手軽ですが、栄養が偏りやすい点には気をつけたいところです。

人の食べ物だけを与え続けると、脱皮の失敗につながるという指摘もあります。そこで、動物性と植物性を組み合わせ、ときどき専用の餌も混ぜる形が安心です。家の食材は「普段のローテーション用」や「買い置きがないときの代役」と位置づけると、使いやすくなります。

サワガニの餌やりは「夜・少量・2〜3日に1回」が目安

サワガニは夜行性なので、夕方から夜にかけて餌を置くと食べてくれやすくなります。頻度は2〜3日に1回が目安です。毎日あげる必要はありません。

量は少なめで十分です。数分で食べきれるくらいを基準にして、残った分は翌朝までに取り除きます。サワガニは意外に少食で、不足よりも与えすぎのほうがよほど危険です。

サワガニの餌の下ごしらえは「味付けなし・小さく・火を通す」の3つ

家の食材を使うときは、味付けをしていない状態のものを選びます。口が小さいサワガニのために、1cm角ほどに小さく切るのが基本です。硬い野菜は茹でて柔らかくし、冷ましてから入れます。

餌は小さな皿にのせて入れると、水中に散らばらず、片付けも楽になります。野菜は流水でよく洗い、農薬を落としてから使います。

餌を入れる前の確認
  • 味付け(塩・醤油・油)をしていない
  • 1cm角ほどに小さく切った
  • 硬い野菜は茹でて、冷ました
  • 小皿にのせた
  • 夕方から夜に与える

サワガニの餌になる家の食材一覧|ご飯・野菜・魚・カルシウム源

家の食材といっても、使えるものは意外と多くあります。グループ別に整理しました。

早見表|サワガニの餌になる家の食材と与え方一覧

まずは、使える食材をひと目で確認できる表にまとめます。

食材下ごしらえ・与え方主な役割注意点
ご飯粒冷ご飯を1〜2粒エネルギー源味付けご飯・おにぎりは不可
キャベツ1cm角に切る。生か軽く茹でる植物質の補給農薬を洗い流す
にんじん柔らかく茹でて冷ます植物質の補給硬いまま入れない
きゅうり小さく切る(茹でても可)植物質の補給食べ残しは早めに取る
煮干し茹でるか水につけて塩気を抜き、小さくほぐす動物性の補給味付き・塩気の強いものは不可
無添加かつおぶし少量を水に落とす動物性の補給「無添加」を必ず確認
シラス少量。塩気が気になるときは水にさらす動物性の補給傷みやすいので早めに回収
アサリのむき身小さく切る動物性の補給食べ残しは早めに取る
魚の切り身味付けなしを小さく切る動物性の補給腐りやすいので数時間で確認
エビの殻塩やたれのないものを少量カルシウム補給与えすぎない

全部を一度に入れる必要はありません。1回の餌やりで1〜2種類を選び、ローテーションで回します。食べ残しが減り、その子の好みも見えてきます。

ご飯粒・パンはサワガニの餌になる?主食の与え方

ご飯粒は、家にある食材の中でもっとも手軽な餌です。冷ご飯を1〜2粒ほど、水に入れるだけで済みます。炊いたお米は、サワガニの餌としてよく挙げられる食材です。

パンも餌の例として紹介されていますが、水に入ると崩れて水を濁らせやすい食材です。使う場合は、耳のない白い部分を小さくちぎり、すぐ食べきれる量だけにします。おにぎりや味付けご飯は塩分があるため使えません。

サワガニの餌に使える野菜|キャベツ・にんじん・きゅうりの切り方とゆで方

野菜は、茹でて柔らかくし、冷ましてから与えるのが基本です。キャベツは1cm角に切り、生のままか軽く茹でて使います。にんじんは、指で押してつぶれるくらいまで茹でます。きゅうりは小さく切って入れます。

野菜はビタミンなどの補給になる一方、食べ残すと水が濁りやすい食材です。量は少なめにして、週1〜2回の補助的な餌と考えると失敗しにくくなります。

サワガニの動物性の餌|煮干し・無添加かつおぶし・シラス・魚の切り身

サワガニは、動物性の餌をよく食べるカニです。煮干しは、茹でるか水につけて塩気を抜き、柔らかくなったら小さくほぐして与えます。味付け済みのものは使いません。

無添加のかつおぶし、シラス、アサリのむき身、味付けなしの魚の切り身も使えます。ただし、肉や魚は腐りやすい餌です。与えて数時間たっても残っていたら、その時点で取り除きます。

補足

煮干しの塩抜きの流れ

  1. 茹でるか水につけて、塩気を抜く
  2. 柔らかくなったら、水気を切る
  3. 小さくほぐして、小皿にのせる

サワガニのカルシウム補給|エビの殻と脱皮殻の使い方

カニは脱皮をくり返して大きくなります。新しい硬い殻を作るには、カルシウムが欠かせません。家庭で用意しやすいのは、エビの殻です。塩やたれが付いていないものを、少量だけ入れます。

脱皮後の抜け殻は、サワガニ自身が食べてカルシウムを取り戻します。「死んでいる」と勘違いして捨てず、そのまま水槽に置いておきます。

サワガニに与えてはいけない餌と失敗例3つ|対策つきで解説

良かれと思って入れた餌が、サワガニを弱らせてしまうことがあります。まずはNGな食材から確認します。

サワガニに塩分のある餌は危険|塩鮭・漬物・ハムなどは与えない

サワガニは一生を淡水で過ごすカニです。飼育の解説では、塩分を含む食品は、もっとも避けたい餌として挙げられています。塩鮭、塩昆布、漬物、ハム、ソーセージ、かまぼこなどは与えません。

煮干しなどの魚の加工品も、味付け済みのものや塩気の強いものは避けます。塩抜きしにくい食品は、はじめから使わないほうが安全です。

サワガニの餌に向かない人間用の加工食品|油・香辛料・スナック菓子

ポテトチップスやクラッカー、揚げ物、味付けされた肉や魚は、油分や添加物で水を汚します。醤油や香辛料、化学調味料は、体に合わず中毒を起こす可能性があると指摘する解説もあります。

生のほうれん草は、アクの成分(シュウ酸)がカルシウムの吸収を妨げるとして、避けるよう勧める飼育解説があります。野菜は、キャベツやにんじんなど扱いやすいものから選べば迷いません。

失敗例①サワガニの餌の食べ残しで水が濁る|原因と対策

いちばん多い失敗が、与えすぎです。サワガニは食べる量が意外に少なく、余った餌は水の中で傷みます。水の濁りや水カビ、においの原因になります。

対策は「少量・小皿・早めの片付け」の3つです。夜に与えて、食べ残しは翌朝までに取り除きます。肉や魚の餌は傷みやすいため、数時間たって残っていたら、その時点で出します。

たとえば、ご飯粒を一度に10粒入れて、そのまま数日放置する。残った餌が傷み、水が濁ってにおいが出やすくなります。

ご飯粒を1〜2粒だけ小皿にのせ、翌朝に食べ残しを回収する。水が汚れにくく、食べた量も確認できます。

失敗例②サワガニに人の食べ物だけを与えて脱皮不全になる

ご飯粒と野菜だけを長く続けると、栄養が偏ります。脱皮がうまくいかなくなる原因になるとも言われています。人の食べ物には、味が濃いものや保存料を含むものもあるため、与え方には注意が必要です。

対策は、動物性の餌とカルシウム源を足すことです。週に1〜2回は煮干しやエビの殻を加え、手に入るならザリガニ・カニ用の餌も混ぜます。少量パックを1つ買い置きしておくと、家の食材が切れたときにも役立ちます。

失敗例③洗っていない野菜の農薬でサワガニが弱る

エビやカニなどの甲殻類は、農薬などの薬品に弱い生き物です。洗わずに野菜を入れると、残っていた農薬で弱らせる恐れがあります。

対策は、流水でしっかり洗うことと、茹でて冷ましてから与えることです。皮のあるものは、気になるなら皮をむいて使います。無農薬の野菜が手に入るなら、さらに安心です。

サワガニが餌を食べないときの原因と対処法5つ

餌を入れたのに、朝になっても手つかずのまま。「病気かな」と心配になりますよね。ですが、食べない理由の多くは、慌てずに対処できるものです。

サワガニが脱皮の前後で餌を食べないのは自然な反応

脱皮の数日前から、サワガニは餌を食べなくなり、隠れ家にこもりがちになります。動きが遅くなり、甲羅の色がくすんで見えることもあります。これは異常ではなく、成長のための準備です。

この間は、水槽を動かしたり触ったりせず、静かに見守ります。食べ残しだけは取り除き、水を汚さないようにします。脱皮のあとは食欲が戻り、よく食べる個体が多いようです。

サワガニは夜行性|昼間に食べている姿が見えないだけの場合も

サワガニは夜行性で、臆病な性格です。昼間はほとんど動かず、人が見ていない夜に食べていることも多くあります。朝に餌が減っていれば、食べている可能性が高いと考えられます。

確認するときは、食べ残しの量とフンの有無を見ます。夜に様子を見るなら、強い光や物音で驚かさないよう、短い時間にとどめます。

サワガニの食欲が落ちる水温|高すぎても低すぎても食べない

水温が低すぎても高すぎても、サワガニは活動量が落ちて食欲が下がります。飼育解説では、20〜25℃ほどの冷たい水が目安とされています。30℃を超える環境では生きられません。

夏は直射日光を避けて、涼しい場所に置きます。冬は、室内で飼えば冬眠しにくくなりますが、水温が下がれば食べる量は減ります。まずは水温計で温度を確かめます。

サワガニの餌が合っていない?大きさ・硬さ・好みを見直す

餌が大きすぎたり硬すぎたりすると、サワガニはうまく食べられません。興味はあるのに口へ運べず、残してしまうこともあります。もっと小さく切る、茹でて柔らかくするなど、形を変えて様子を見ます。

個体ごとの好き嫌いもあります。ご飯粒、野菜、動物性の餌を少量ずつ試し、食いつきのよいものを探します。においの強い動物性の餌は、食欲のきっかけになりやすい餌です。

水質の悪化や環境の変化によるストレスが続いている

食べ残しやフンで水が汚れると、サワガニは体調を崩し、餌を食べなくなります。引っ越しや置き場所の変更、人の気配もストレスになります。水がにごっていたら、まず水替えを行います。

複数を一緒に飼っていて落ち着かない様子なら、1匹ずつ分けると食べ始めることがあります。隠れ家を数のぶんだけ用意するのも効果的です。

餌を食べないときの確認順
  • 脱皮のサイン(隠れる、動かない、色がくすむ)はないか
  • 食べ残しとフンは、どれくらいあるか
  • 水温は20〜25℃くらいか
  • 水のにごりやにおいはないか
  • 餌は小さく、柔らかいか
  • 別の種類の餌を、少量だけ試したか

サワガニの餌の量と頻度の目安|水を汚さない餌やりのコツ

家の食材を使ううえでいちばん大切なのは、「何を」よりも「どれだけ」です。量と時間の目安を整理します。

サワガニの餌は1回にどれくらい?量の目安

量は、個体の大きさや餌の種類で変わります。まずは下の表を出発点にして、食べ残しの量を見ながら増減してください。

餌1回の量の目安回す頻度の目安
ご飯粒1〜2粒2〜3日に1回の餌やりの中で回す
茹でた野菜1cm角を数片週1〜2回
ほぐした煮干し小さくほぐして数片2〜3日に1回の餌やりの中で回す
ザリガニ・カニ用の餌(買い置き)1〜2粒2〜3日に1回

甲羅の幅が3cmほどの個体なら、人工飼料で小さじ1杯ほどを目安にする解説もあります。大きさによって幅があるため、「数分で食べきれる量」を基準に決めると迷いません。

食べ残しの片付けは「肉・魚は数時間、植物性は翌朝まで」が目安

食べ残しは、水質悪化のいちばんの原因です。肉や魚の餌は傷みやすいため、与えてから数時間たっても残っていれば、その時点で取り除きます。ご飯粒や野菜は、翌朝までに回収します。

片付けには、ピンセットやスプーンが便利です。餌を小皿にのせておけば、拾い上げるだけで済みます。回収の手間が減るため、続けやすくなります。

サワガニの水替えは2日に1回が目安

水替えは、毎日行うのが理想です。ただ、2日に1回でも十分とされています。細かい食べ残しが水中を漂っているときは、その日のうちに替えると安心です。

使う水は、カルキ(塩素)を抜いたものにします。水道水をバケツに汲み置くか、市販のカルキ抜きを使います。

補足

水替えのタイミングは「日数」よりも「水の状態」で決めます。にごり、においの変化、食べ残しの漂いのどれかに気づいたら、日数にかかわらず替えてください。

サワガニの餌は季節で変える|夏・冬の回数の目安

季節によって、食べる量は大きく変わります。水温が10℃以下になる冬は活動が鈍り、食欲も落ちます。飼育解説では、冬は餌を週1〜2回に減らし、食べなければ控えても問題ないとされています。

屋外や玄関で飼っていると、冬眠に向けて、秋の終わりごろから餌の量が減っていきます。この時期は、食べる量に合わせて少しずつ減らします。室内の暖かい場所なら冬眠しにくく、食欲も保ちやすくなります。

出典:東京アクアガーデン、日淡といっしょの飼育解説(2026年)をもとに「2〜3日に1回」「週1〜2回」を週あたりに換算

春〜秋は週に2〜3回、水温が10℃以下になる冬は週に1〜2回が、餌やり回数の目安です。

1週間の餌やりスケジュール例|家の食材で回す

食材を回すと、栄養が偏りにくくなります。下の表は、2日に1回のペースで回す一例です。

曜日餌備考
月ご飯粒1〜2粒夜に小皿で与える
火餌なし食べ残しの確認と水替え
水茹でたキャベツ(1cm角)翌朝に回収する
木餌なし水の状態を確認する
金ほぐした煮干し数時間後に食べ残しを確認
土餌なし水替え
日エビの殻を少量脱皮殻があれば残しておく

これはあくまで一例です。食べ残しが出る日は量を減らし、よく食べる日は少し増やします。サワガニの様子に合わせて、組み替えてください。

サワガニの餌やりのあとに気をつけたい衛生管理と寄生虫の注意

餌をあげた手で、そのままおやつをつまんでしまった。そんな経験はありませんか。野生由来の生き物を飼うときは、少しだけ衛生面にも気を配ります。

サワガニの餌やり・水替えのあとは石けんで手を洗う

水槽の水やサワガニに触れたあとは、石けんで手を洗います。飼育中に触れて感染するという情報は、今回の調査では確認できていません。ただ、野生由来の生き物なので、一般的な衛生の心がけとして習慣にします。

特に、餌やりの直後、水替えのあと、食事の前は忘れずに洗います。家族みんなで同じ流れにしておくと、うっかりを防げます。

採集したサワガニを生のまま食べてはいけない理由

サワガニは食用にもされるカニですが、寄生虫がいる可能性があるため、しっかり加熱する必要があります。富士市のサワガニ解説資料でも、加熱の必要性が説明されています。

東京都保健医療局の資料も、川や湖でとれた魚介類を加熱せずに食べると、寄生虫による食中毒の恐れがあると注意を呼びかけています。採集したサワガニを、生のまま、または不十分な加熱で食べることは避けます。

飼育しているサワガニを食べないのはもちろん、川で採ってきたものを生で食べることも避けてください。食べる場合は、中までしっかり加熱します。

餌の下ごしらえに使う包丁・まな板は人の食事用と分ける

餌の下ごしらえは、できれば専用の包丁やまな板、小鍋で行います。人の食事用と共用にする場合は、使うたびに洗剤でよく洗います。

ある症例報告では、カニを調理したあとに洗浄が不十分なまま同じ道具を使い、間接的に感染した可能性が挙げられています。サワガニの餌作りに直接当てはまる話ではありませんが、生き物に触れた道具を分けるという考え方は参考になります。

子どもと一緒にサワガニを飼うときの約束ごと

子どもと飼う場合は、餌やりを大人と一緒に行い、終わったら必ず手を洗う約束にします。夜に餌をあげる習慣も、親子で決めておくと続きます。

サワガニはハサミに挟まれると痛いため、持つときは甲羅の横をつまむようにします。観察が終わったら、すぐに水槽へ戻します。素手でむやみに触らないことも、サワガニの負担を減らします。

食べ残しと水槽の水の捨て方・スポンジやバケツの分け方

回収した食べ残しは、生ごみとして捨てます。水替えで出た水は、流しに流して構いません。ただし、水槽まわりのスポンジやバケツは、食器用と分けて使います。

分けておけば、うっかり食器を洗うスポンジで水槽を触る心配がありません。100円ショップの道具でも十分なので、飼育専用のセットを1つ作っておくと便利です。

まとめ

サワガニの餌は、家にある食材でまかなえます。ご飯粒、キャベツ、にんじん、煮干し、無添加のかつおぶし、エビの殻など、台所にあるもので足ります。専用の餌を買う前に、今ある食材で試せます。

守りたいのは、味付けなし・小さく・少量の3点です。塩分や油のある食品は避け、頻度は2〜3日に1回、夜に与えます。食べ残しは翌朝までに取り除き、肉や魚は数時間で確認します。

よくある失敗は、与えすぎ、人の食べ物だけの偏り、洗っていない野菜の農薬です。動物性の餌とカルシウム源を混ぜ、野菜はよく洗って茹でれば防げます。食べないときは、脱皮・水温・餌の大きさを順に確認します。

今日からできるのは、冷ご飯を1〜2粒、小皿にのせて夜に入れることです。翌朝に食べ残しを回収し、水の状態を見る。この流れを続ければ、サワガニの様子が少しずつ分かってきます。

よくある質問

Q
庭のミミズや小さな虫を、サワガニにあげてもいいですか?
A

ミミズや昆虫は、野生のサワガニも食べています。飼育解説でも、ミミズなどの生き餌は食いつきがよいとされています。ただし、与えすぎると水が汚れやすいため、週1〜2回のおやつ程度にします。農薬をまいた場所で採ったものは、避けてください。

Q
リンゴなどの果物は餌になりますか?
A

きゅうりやにんじんとあわせて、リンゴを小さく切って与える飼育例があります。糖分が多い食材なので、ごく少量にとどめます。傷みやすく水を汚しやすいため、数時間後に残っていたら取り除いてください。缶詰やジュースなど、味付けされたものは使いません。

Q
メダカやエビと一緒に飼っても大丈夫ですか?
A

あまりおすすめできません。サワガニは雑食で縄張り意識も強く、自分より小さな生き物を餌とみなして食べてしまうことがあります。メダカやエビは格好の獲物です。一緒に飼うなら、サワガニとは別の容器に分けてください。

Q
旅行などで、数日間餌をあげられないときはどうすればよいですか?
A

餌は2〜3日に1回が目安のため、1〜2日の留守なら大きな問題は起きにくいです。留守にする前に、いつもの量を与えて食べ残しを取り除き、水替えを済ませます。餌を多めに入れて出かけると水が腐りやすいため、避けてください。

Q
複数のサワガニを飼っていて、共食いが心配です。餌で防げますか?
A

餌を切らさないことは、共食いの予防につながります。ただし、脱皮直後のやわらかい個体が襲われやすいため、餌だけでは防げません。隠れ家を匹数のぶんだけ用意し、心配なら1匹ずつ分けて飼うのがいちばん確実です。

Q
家の食材のほかに、買い足すならどんな餌がよいですか?
A

ザリガニ・カニ用の人工飼料が、主食として扱いやすくおすすめです。おやつには、冷凍赤虫や乾燥赤虫がよく使われます。冷凍赤虫は週2〜3回、乾燥赤虫は週1〜2回が飼育解説での目安です。家の食材と組み合わせて、栄養の偏りを防げます。

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